ファシリテーター養成研修を修了したファシリテーターのための、さらに学びを深める機会がいくつか用意されています。
ラップの理解を深める研修(3日間コース)
この研修はラップ に関する基本的な概念について、本質にたどりつくように、理解を深めることを狙いにしています。『元気に大切な5つのこと』と『ラップ』の各パートについて、「これはどういう意味なのか?」を、今一度、つき詰めて考えてみます。そして、それを自分の言葉で説明するとしたらどんなふうになるだろうか、また、クラスにどんな問いかけをしたら、参加者が自分の経験に照らして理解することの助けになるだろうかを話し合います。ラップの奥深さと、際限ない学びの楽しさを実感する機会になるでしょう。
学びの場作りの意識と力量を高める研修(3日間コース)
この研修は、ラップクラス(グループ)で人々がより深く知り合い、そこでより深遠な学びが生まれる場を作り出すために、ファシリテーターとしての意識と力量を高めることを狙いにしています。例えば、参加者やファシリテーターがその場に持ち込んでいる内的な語りに意識をむけ、その語りに耳を傾けることが、学びを促す助けになるでしょう。
もしかしたら、「自分の意見なんか取るに足らない」と自分に語っている参加者がいるかもしれません。その語りを声にして表現できるほど、安心できる場にするには、どのような心づかいが必要でしょうか?また、ファシリテーターも含めて、その場に関わる人の間のパワーの力動に注意を向けていることも大切でしょう。
この研修では、学びの場を作る妨げとなるような障壁を想定し、そのような状況での対応を話し合ったり、具体的な場面を設定したロールプレイ演習などを通して、ファシリテーションについての実践的な学びを深めます。
アドバンスト・レベル研修(5日間)
ファシリテーター養成研修のファシリテーター養成のための研修です。日本ではこれまで、アメリカでファシリテーターの養成研修をつかさどっているコープランドセンターの仕様に基づいて行われていました。今後、日本でどのように発展させていくかは検討中です。